お墓のお供え物の選び方とマナーを解説します
こんにちは。
遺品整理業者のプロハーツ浜松本店です。
皆さん、お盆やお彼岸にお墓参りをする時や仏壇への供養など、たむけに線香やお花、あるいは故人が生前好きだったものをお供えするかと思います。
なんとなく慣習でやってしまっている方がほとんどだと思いますが、よくよく考えてみるとルールやマナーはあるのでしょうか?
今回はそのお供え物のマナー、物の選び方について解説していきたいと思います。
そもそもお供えして良いものは決まっている?
宗派により違いはあれど、基本はお香を焚く、花をたむける。などが一般的ですよね。
実はこの風習には、五供(ごく・ごくう)と呼ばれるお供えの基本が関係しています。
五供とは、香・花・灯燭(とうしょく)・浄水・飲食の5つからなり、仏教学で一般的なものとされているようですね。
かんたんに説明しておくと、
- 「香」・・・線香
- 「花」・・・生花
- 「灯燭」・・・ろうそく
- 「浄水」・・・水やお茶
- 「飲食」・・・ご飯
どれも身近にあるものですね。
お供えに不向きなもの
さて、基本が分かったところで今度は、
お供えに不向きな物がどんな物なのか確認しておきましょう。
仏教的な考えからいくと、
辛いもの
にんにく、にら、ねぎ、らっきょう、のびるなど、辛味のある物は情欲や怒りを増幅させるということで、忌み嫌われるそうです。
ただ、上記の物をお供えに選ぶ人はなかなかいない気もしますね。
肉や魚
「無益な殺生はだめ」という観点で、肉や魚も避けた方がよい項目となっています。
まあ、放置したら臭いがとてつもないことになりそうですし、衛生的に考えても避けた方がよいでしょう。
特定の花や植物
花についてのタブーは別記事でも触れていますので、合わせてご覧ください。
こう見ると特に意識しなくても、あまり供えそうにない物が並んでいますが、中には状態によって良し悪しが分かれるものもあります。
例えば、よくドラマとか漫画でタバコをお供えしたりするシーンがあったりしますが、火をつけたままお供えするのは良くないそうです。
もちろん安全面の観点からもそうですが、ニオイが強く周りの迷惑になる可能性もありますので、供える場合は箱のままがよいでしょう。
まとめ
ここまで基本やタブーについて解説してきましたが、昔ほど厳格にお供えを選ぶ必要はないかと思います。
「故人をしのぶ」ことを念頭に置きつつ、周りの迷惑にならないお供えものを供するのが、最適なお供えではないでしょうか。
あまり肩肘張らずにきちんと供養をしていきたいものですね。