認知症になるとゴミ出しが難しくなる?ゴミ屋敷化してしまった場合の対策

認知症ゴミ屋敷

こんにちは。
遺品整理業者のプロハーツ浜松本店です。

認知症が進行すると日常生活に支障をきたすことは皆さんご存じかと思いますが、
その中で「ゴミ出しがうまくできなくなる」方がいらっしゃいます。
そんな状況で1人暮らしをしていたり、周りに世話をしてくれる方がいない場合、
部屋がゴミ屋敷化する可能性は非常に高いです。

今回は、家族や近しい方がそのような状況になった時、どんな対処ができるか解説していきます。

認知症がゴミ屋敷につながる理由

認知症の方は、主な症状である判断力の低下や記憶障害が起こることで、ゴミの日が分からなくなったり、分別ができずに捨てられないようになってしまいます。
全ての人がそうという訳ではありませんが、こういった要因から住まいがゴミ屋敷化してしまうようです。

また、認知症に限ったことではありませんが、人によっては収拾グセがついてしまい、
捨てる判断ができなくなる方もいらっしゃいますね。

どちらにしても物があふれかえってもそれを認知する力がなくなってしまうことで、ゴミ屋敷化が進んでいきます。

家族や知り合いが認知症で家がゴミ屋敷になったらどう対処するか

では、認知症が原因で家がゴミ屋敷と化している場合、どのような対処をしたらよいのでしょうか。

ゴミ出し支援制度を利用する

地域によってはゴミ出し支援制度に取り組んでいる所もあるので、こういった制度は積極的に活用していきましょう。

→ 高齢者ごみ出し支援制度導入の手引き – 環境省
定期ごみ回収サービスを提供している会社もあるので、制度がなければそういった民間のサービスを利用するのも一つの手段です。

専門業者を利用する

認知症の場合、そもそもゴミだという認識ができず、家族が勝手に処分してしまうとトラブルにつながる可能性もあります。ですから可能であれば説得の場に専門業者も立ち会ってもらい、その場で承諾を得て掃除を開始できるような状況にもっていくのが、よいかと思います。
時間が空いてしまうと忘れてしまう可能性もあるので、清掃範囲が広い場合は数日に分けて対応するのも良いかもしれません。

まとめ

症状は人それぞれですのですべてに当てはめることはできませんが、いくつか対応策を知っておけば、実際に起きた時に焦らず対処することができますよね。
もちろん普段から当事者とコミュニケーションを取り、ゴミ出しを手伝ってあげるなどして
ゴミ屋敷化を未然に防ぐのがベストだとは思いますが、難しい場合は事前に知識をつけて有事の際にきちんと対応できるようにおきましょう。