汚部屋になる割合は女子が多い?特徴や原因を調べてみた
こんにちは。
遺品整理業者のプロハーツ浜松本店です。
たびたび当記事でも取り上げている汚部屋やゴミ屋敷。
→ 1人暮らしのゴミ屋敷化が増えている?ゴミ屋敷を判定するポイント
→ 認知症になるとゴミ出しが難しくなる?ゴミ屋敷化してしまった場合の対策
状況はさまざまですが、こういった汚部屋になってしまうのに性別は関係あるのでしょうか?
本日は性別に焦点をあてて解説をしていきたいと思います。
汚部屋に性別は関係ある?
ゴミ屋敷の記事でも触れていますが、生活環境や年齢、健康状態によって汚部屋化するケースはありますが、性別によって汚部屋になりやすいということはあるのでしょうか?
ひとまずネット上で関連記事を検索して確認してみました。
すると記事によって掲載されている比率はバラバラで、統計情報の取得先が載っていないところばかり。
信憑性のありそうなものは、記事に載っている清掃業者への依頼割合として書いてある所がほとんどで、男子比率が高い所もあれば女子比率が高い所もありました。
これだけ見ると、なかなか汚部屋は女性がなりやすい。という答えは出ないですね。
先に触れたように生活環境や年齢、健康状態によるところがやはり大きいのではないでしょうか。
環境要因から見る依頼の男女比率
仮に清掃業者へ依頼する汚部屋の方の性別に女性が多いとすると、どういった原因が考えられるでしょうか。
いくつか仮説を立ててみました。
就いている職業が時間不定の職業が多い?
汚部屋化する一つの原因として、「片付けする時間がない」ということが挙げられます。
では女子の方が男子より時間がないということはありうるのでしょうか。
下記資料の20p前後に職業別雇用者の統計の男女比率があったので参考してみました。
→ ④(経団連後)④(参考資料1)男女労働者それぞれの職業生活の動向
女性の雇用が多いのはダントツで事務職で、その次に多いのがサービス職業でした。
サービス職業は時間不定や夜間に渡る仕事もありますが、事務職にそのイメージはありません。
また、男女比率を見て極端に雇用差があるかというとそうでもないので、ここが一因になっている可能性は薄いかもしれませんね。
(あくまで一資料の統計ではありますが)
家事や部屋の掃除を担当するのが主婦である場合が多い
ここは女性が目立つ大きな理由となっているような気がします。
下記の統計によると、男女別家事関連時間の推移は圧倒的に女性が多く、
世の家事時間の多くは女子が担っていることになります。
→ 配偶者手当の取り巻く環境について
片付けに関わる部分の多くが女子であることから、結果的に依頼するのも女子が多くなるということで依頼者に女子が多くなる可能性は否定できませんね。
女子の方が長生きするので単身世帯に女性が多い
ここは夫婦によって当然寿命が違うので判断が難しいところですが、統計上では女性の方が寿命が長い傾向にあり、長生きをするというデータになっています。
→ 01概況(R3簡易生命表)(公表後)
ゴミ屋敷や汚部屋に単身世帯が多いというところと組み合わせると、配偶者に先立たれて単身世帯になる可能性が統計上高い女子が依頼者になることが多い。ということも考えられます。
まとめ
上記をふまえると汚部屋の割合は「女子が多い」というよりは、
環境によるところで結果的に「女子が多く見える」というのが正解なのではないでしょうか。
統計上のデータはそうでも、実際の生活環境や個人の性格や状態によっても汚部屋化する率は変わってくるでしょうし、
それぞれの事情に傾向がありそうです。
さて、ざっと確認しましたが、何かの参考になれば幸いです。