エアコン取り付け取外しのトラブル。その業者は本当に大丈夫?
季節の変わり目に合わせてエアコンを新調したり、引っ越しに合わせて移設したり。
生活を快適にするためには欠かせないエアコンも、キチンと取り付けをしないと効果を発揮しません。
また、取り付け時に業者とトラブルなんてケースも少なくはありませんので、今日はエアコン取り付け・移設をする時どんな所に注意をしたら良いのか、作業者の目線からお伝えしたいと思います。
エアコン取り付け作業で起こりがちな業者とのトラブル
基本的にエアコンを買った時、自分で取り付けようと思い立つ方は少ないと思います。
だいたいの方が購入したところで取り付けをお願いするのではないでしょうか。
ここで良い業者にあたれば何も問題はないのですが、なかにはより多くの件数をこなすため、以下のような工事を行う業者も残念ながら存在します。
エアコン取り付け作業の手抜き工事
設置状況によりますが、通常エアコン取り付け作業をキチンと作業すると1時間半から2時間程度は作業時間がかかります。
移動時間など含めたら一日に作業できる件数ってだいたい3件程度なんですね。
※実際1日に5件こなしたときは12時間くらいかかりました 汗
しかし時短したい業者は抜けるところを抜いてなるべく早く作業を終えようとするため、7~10件作業するところもあるそうです。
では、どんな所で業者は時短しているのでしょうか?
1.配管加工
通常エアコンの内機と外機をつなげる配管部分は、キチンと距離を計測して取り付けるため余分はありません。
しかし手抜き業者は配管加工をする時間を短縮するため、あらかじめ決まった距離で加工してある配管を利用します。
そうすると距離によっては余りがでるため、余った部分はぐるぐる巻きにして取り付けをしてしまいます。
2.真空作業
配管の中には冷媒ガスという風を冷やすガスが注入されるのですが、この際余分な空気を含めないよう真空作業というものを行います。
しっかりやると10分~1時間程度の時間がかかりますが、手抜き業者の場合、エアバージという数秒で終わるような手法を使います。
この方法だと不純物の除去が思うようにできないので、時間が経ったあとにエアコン故障の原因になったりもします。
業者トラブルになる原因
上記のほかにも施工ミスや追加工賃の説明がなかったなどで、トラブルになるケースもよく見られます。
- ビス止め
- 冷媒ガスの漏れ
- 事前説明がない追加料金
- ガスチャージ提案
- フレア加工や配管交換
- 電源交換(V変換)やアース工事
基本は事前説明時の確認や立ち合いを徹底するとよいでしょう。
事前に確認しておきたいこと
- 工事内容の確認(特に穴あけや配管・電源周りの話)
- 追加料金のパターン
- 工事保証の内容
可能であれば事後の問い合わせ先や担当した会社の情報なども確認できていると完璧ですね。
無事確認ができ業者が決まったら、お家の片付け状況もぜひ見直しておきましょう。
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